2011年12月 Vol.5
結婚式やお葬式などで、よく見かける袱紗(ふくさ)。そもそも袱紗(ふくさ)は何の為に使っているか、ご存知でしょうか。そこのあなた、ドキッとしていませんか? 袱紗(ふくさ)はもともと、貴重品を納めた箱の上に、ホコリ除け目的で使用していた風呂敷が、贈答品を運ぶ際の日除けやホコリ除けに変わり、その後、慶弔行事の金品贈答時の儀式用品として用いられるようになりました。持参する途中で水引が崩れたり、袋がシワになることを防止するだけでなく、喜びや悲しみを共有するという日本ならではの礼儀を重んじる行為なのです。今日はお祝い事で袱紗(ふくさ)を使う時のマナーを学びましょう。
【袱紗(ふくさ)の色分け】
・お祝い事用には、赤色・朱色・エンジ色などの赤系統を。
・お悔やみ事用には、緑色・藍(青)色・グレーなど。
・紫色はお祝い事とお悔やみ事に兼用できます。
【袱紗(ふくさ)の使い方】
披露宴会場の受付で、祝儀袋をバッグからむき出しのまま取り出すのはマナー違反です。袱紗(ふくさ)に包んで持参しましょう。会場に着いたら「本日はおめでとうございます」等とお祝いの言葉を述べてから、袱紗(ふくさ)ごとバッグから取り出し、受付の方の目の前で袱紗(ふくさ)から金封を取り出します。受付の方に向けて(祝儀袋の文字が受付の方が読める向き)両手で差し出します。
慶事と弔事により、正式な袱紗(ふくさ)を使う場合は使い方が変わりますので、失礼のないように心を配りましょう。袱紗(ふくさ)を用いるのは、相手への思いやりの表現のひとつ。マナーを身につけて素敵な女性でいたいですね。

●最近では簡易袱紗(ふくさ)も多く見られます。